2010年09月12日
ヨーロッパデザイン探訪 スペイン編 アンダルシア地方4
オルベラ
ガイドブックなどに紹介されている白い村のひとつ「オルベラ」
アルコスと同じように小さな丘に作られた山頂に教会がある村だ。
観光地としては地元客にも人気らしく、外壁や屋根など美しく保たれている。
オフシーズンということもあり観光客どころか地元民すらあまり見かけない。
村の入り口が二手に分かれてたので、右の坂道から登っていくことにする。
人生は「選択」の連続で、年々その選択肢が増えていっているような気がする。
私の場合、カメラ、航空会社、ホテル、レストランなどなど旅行に行くだけで項目はたくさんある。
10月に子供が生まれることもあって、学資保険や医療保険なども見直すのも選択のひとつだ。
調べれば調べるほど何がベストか分からなくなり、期限が決まっていれば決断できるのだが、期限が無ければ永遠に迷ってしまう。
家づくりでもハウスメーカーや地元工務店など選択肢は多く、ましてや一生に一度のことなのできっと多くのお客様があれこれ悩んでいるのだと思う。
当たり前だが人生はやり直しがきかない。
どういう選択をしてもタイムマシンに乗ってそのときには戻れないので、選択をした以上振り返るのはナンセンスだ。
「あのときあーしてれば・・・」と後悔するより「これからどうしていくか」を考えた方が健全だと思う。
家づくりも「どの会社に頼むか」も大事だが「どうやって暮らしていくか」の方が重要だと思う。
オルベラの入り口の分かれ道で右を選んでよかったかどうかは分からないが、そのときそのときの出会いや風景を充分に楽しむことができた。
後悔の無い人生を送るには、今、この瞬間を大事に生きるしかないと思う。
そう思いながら、石畳の階段を一歩一歩踏みしめながら山頂を目指す。
Posted by 西島 崇 at 17:27│Comments(0)
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