2010年03月23日
フランスの美しい村 コルド・シュル・シエル③
ここコルドの村も窓やドアなどがうまく配置されており、色使いも鮮やかだ。
設計する上で一番考えるのが窓。
おそらくすべての設計者がいろいろなファクターを考え、予測し最適な窓を選んでいると思う。
窓といえば引き違いタイプが多いがどうも安っぽくて使いづらい。
用途、大きさ、デザイン、色、ガラス、外観のバランスなどすべてがしっくりくるまで考え図面に落とす。
内側からではなく外側からの印象を重視しながら、機能も落とさず配慮するのは
パズルのようで面白い。
なんとなく美しい家というのはそうした緻密なデザインが成功している。
私なんぞは日々勉強したり本を読んだりして「正解」に近づけていくが、
コルドの家々を見ていると特に考えずに当たり前に「正解」になっているような気がする。
受け継いできた美意識の差を痛感する。
エコポイントもありがたいが、美しい窓にもポイントをいただければと思う。
Posted by 西島 崇 at 21:07│Comments(0)
│住まい